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 トップニューヨーク/マンハッタン、注目のニュースが続く(レストラン情報) 更新日 2004/03/05

ついこの前までは麻薬のスーパー・マーケットと言われ、ホームレスの人たちも目立ったロアー・マンハッタン。そんな荒廃した街の中、アベニューAやアベニューBなどのアルファベット・ストリートと共に最近急上昇、注目を集めるようになったオーチャード・ストリート、クリントン・ストリートやリビントン・ストリート。
70年代から90年代にかけて君臨した、今となっては絶対保守派の烙印を押さざるを得ないフレンチの高級定番レストランの「ルテーズ」や「ラ・コート・バスク」を閉店に追いやり、「ダニエル」、「ジャン・ジョルジュ」などに代表される、スター・シェフの高級トレンディー傾向がすっかり定着したマンハッタンのレストラン事情。
そんなトレンディー傾向さえも、あたかも時代遅れのように、違ったコンセプトで新しいことをやりたい人たちが集る、クリントンとリビントン・ストリートのレストランの力強い旬なオープン・ラッシュに着目。最近新しくオープンした、クリントンとリビングトン・ストリートの注目店を紹介します。

「La Caverna」 122-124 Rivington St. 鍾乳洞のインテリアと正統派イタリアン料理
テーブルまで垂れ下がる鍾乳石と、その後ろに見えるアルタミラの洞窟壁画。オーナーのニック・アジャーリ氏はシチリア島出身。既にローマ、テキサス、アラスカでレストランを開いた経験を持つが、店内をこのような内装にしたのはローマの店舗以来2軒目だという。「私は、大きな都市には自然が必要だと考えます。それに今、マンハッタンの中でも一番ホットだといわれているローワー・イーストサイドだからこそ、何か新しい傾向が必要だと思ったのです。うちのようなレストランは他では見かけないでしょう?」
店のモデルになっているのは、紀元前1500年のローマの洞窟だそうです。こんなユニークな内装だが、サービスされる料理は正統派イタリアンだ。グリルしたイカをバルサミコ酢のドレッシングでマリネし、ルッコラやアボカドとあわせた「インサラ?タ・デ・カラマリ」、シーバスとエビやムール貝などのシーフードをニンニクとトマトソースで仕上げた特別メニューの「チリアン・シーバス・マリナーラ」、クレープの生地の間にモッツァレラやゴルゴンゾーラなどを挟み込んでミルフィーユ状にした、これも特別メニューの「トルタ・アッラ・パイザノ」など、そのボリュームもさることながら、味の方も確実に満足が得られる。また、ディナータイムが終わると、閉店までDJがヒップな音楽を提供するバー兼クラブへと早変り。とことんまで飽きさせない。

「TOC」 6 Clinton St. タイ料理
シンプルでモダンなインテリアの中にも遊び心が見え隠れする。「最近は店内を黒っぽい印象にまとめるレストランが多いと思いますが、私は白とメタルと木目を使って明るく、モダンに仕上げました」というのはオーナーのターニャラックさん。「私はインテリアのモダンデコレーションが好きで、将来は店内をちょっとしたギャラリーのようにしていきたいと考えています。ただ料理に関しては、今ニューヨークで流行っているフュージョンタイプのタイ料理は好きではありません。だからここでは、タイ人が家庭で食べる本物のタイ料理のみをサービスしています。」

「Chibitini」 62 Clinton St. 日本酒バー
限りなく赤に近いオレンジ色の壁とエメラルド・グリーンのシート。店内中央奥にある、プラスティックの羽根を何枚も重ね合わせた丸型のカウンターランプが目を引く。「みんなが居心地いいと感じられる、アーティスティクでエレガントな空間にしました。」とオーナーのマーヤさんは言う。キッチンクラブとチビス・バーという2店舗のオーナーでもある彼女が、その経験を生かして集大成として作り上げたのがこのチビティーニ。料理も店内のデコレーションも、すべて彼女自身が考案したもの。そんな彼女の熱意に惹かれてか、店にはアーティストを始めとする夢と情熱溢れる人々がたくさん集る。30種類の日本酒と6種類のダンプリン(餃子)が売りで、もうすぐ子牛の肉を使った7作目の餃子が登場予定。

「Chubo」 6 Clinton St. 無国籍、フュージョン料理
「料理の世界で新しいことをやりたい人が集るのがクリントン・ストリートだと思うんです。」というのは、オーナー夫人でマネージャー的役割もこなす須藤史奈子さん。ここには定番メニューというものがない。常に食の新しい出会いを追求しつづけるオーナーシェフのクロード・シャサーニ氏は、昨年4月に開店してから既に3度もメニューを変えている。それも、つるつるの皮とチーズの食感がユニークな「ゴートチーズのシュウマイ」、ベトナムの魚醤をベースにシナモンや生姜、カレー粉などをいれて仕上げたスープにそばに合わせ、牛肉と大麦の蒸し餃子を添えた「なべ」などクリエイティブなものばかり。毎週水曜日には、季節の旬の食材1つを選んで3品のコース料理を34ドルで提供している。

「cube 63」 63 Clinton St. 創作寿司
外から一見するとまるでバーのような印象を受ける店内。奥のカウンターには香港人オーナーのケンとベン・ラウ兄弟が顔を並べ、寿司を握る。この兄弟「ボンド・ストリート」や「オタベ」などの日本料理店で18年間料理人として働いた経験を持つ。基本を押えつつも、普通の寿司とは一線を画するようなユニークな一皿を作るのが彼らの特徴。ウナギの天ぷらの周りをロブスターのサラダで囲み、キュウリで巻いたプエルトリコ・ロールはほんの一例。アーチ型に寿司を盛り付けたり、サヨリの刺身を松の形に盛って頭と一緒に供したりと、華麗なプリゼンテ―ションも見事だ。

「wd?50」 50 Clinton St. フレンチ
オーナーシェフのワイリー・デュフレン氏は、アメリカの料理学校の最高峰CIAを卒業後、ニューヨーク料理界の寵児・ジャン・ジョルジュ・ヴォンヘリクテン氏の最初のレストラン「ジョジョ」からキャリアを開始。「ジャン・ジョルジュ」では副料理長に、ラスベガスの同系列レストランでは料理長に就任したほど。その料理は基本をはずさず、それでいてアジアやスペインの要素をあちこちに取り入れた冒険でもある。例えば、カツオと昆布ダシにオレンジジュースと砂糖、黒コショウを入れる。エクストラバージン・オリーブオイル&サフランソースとともに出されるチョリソー味のパンナコッタとトマトペッパーをまぶしたホタテは、緑、黄色、オレンジ、赤のコントラストがまるで宝石の粒のよう。偉才シェフの研ぎ澄まされた感性から生みだされる料理はまさに芸術。

★レストラン予約・視察・エスコートのアレンジなどはご相談ください。


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