紅葉

10月も半ばだと言うのに、最高気温が25度を超えると言う夏日が続いている。日差しはあくまでも熱く、それなのに風はひんやりと冷たく、おまけに湿気は少なくて、日本に来て以来、こんなに素晴らしい日はないと嬉しくてたまらない。

ただ、日中は外へ出る事がないので、ベランダから降り注ぐ日光の恩恵に与かりながら、しかし、このまぶしい日差しをちょっとカーテンで遮りながらと、結構小技を用いながら楽しんでいるこの頃です。

アメリカだと、「インディアン・サマー」と言い、ちょっと寒くなった頃に1週間くらい、こんな小春日和が続くのです。そして、それが終わると紅葉が始まります。紅葉の前に一回グ?ンと気温が下がると、その年の紅葉は美しいと言います。

ニューヨークに居た頃は、毎日ウォーキングに出かける度に、少しずつ色づいていく木々を見るのが楽しみでした。ちょっと郊外に出れば見渡す限りの紅葉が広がっているんですが、残念な事に、日本の様な鮮やかな赤、黄がない為に、ちょっとぼやけたような、そうゴブラン織りが延々と続いていくような、そんな感じを受けるんですよね。

紅葉と言えば、カナダのメープル街道が有名ですが、その時期には行った事がなく、残念な事をしました。ナイアガラからケベック・シティまでの開拓の道をドライブしても、或いはセント・ローレンス川を優雅にクルーズするのも、素敵でしょうね。

今の私は、日本の鮮やかで艶やかな紅葉を見てみたい。

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