クリスマス・ギフト

数年ぶりで風邪を引いてしまった。久し振りの日本の冬は、暖かかったり寒かったりで身体が順応できないらしい・・・馬鹿ではない証明は出来たが、ちょっと辛い。

寝てるだけではつまらないので、NYの友人にクリスマスカードを送る事にした。昨年までは日本の友人、ファンの皆様、お客様に毎年、300通のクリスマスカードを送っていたのに、今はNYへ送ると言うのが、何だか変な気持ち。

2日の点灯式から、ニューヨークはショッピング・ウィークになり、どのデパートも、お店も人、人、人で息も出来ないくらいにすさまじい。景気が悪くてもサンタを待つ子供たちには、そんな事、“関係ねぇ”って訳で、毎年大変な混雑なのです。

特に、お店の中はムンムンと熱気で暑い、外は寒いのでコートを着てるし、これを脱いで帽子や手袋をとって、中の温度に適合するだけでも大変なのに、小さな子供連れの家族を見ると大丈夫か?と心配になってくる。

日本では、プレゼントもお店で綺麗に包装してくれるし、有名デパートの包装紙が送り手のステイタスみたいになっているが、アメリカでは全て自分でラッピングするのが、相手に対する愛情の表現になってくる。ただ、アメリカ人の殆どは不器用で、中々上手にラッピングが出来ない。クリスマスの時期、各デパートにはラッピングのコーナーが設けられる。

様々な包装紙(デパートのではないですよ)、色とりどりのリボン、ラッピング形態の見本。買ったものをレシートと一緒に持って行き、どんなラッピングの形態で、包装紙のデザインとリボンの色を言うと、綺麗にラッピングしてくれる・・・はずであるが、これが不器用なアメリカ人なので時間がかかる。当然、そのコーナーには長蛇の列が出来る。

はい、まるで戦争みたいです。私は1年目でこの戦争に参加するのを辞めました。(笑)暇な時にお買い物に行き、良さそうな物を見つけたら買っておくのです。包装紙は、この時期になるとスーパーに色んな種類のがドサッと積み上げられます。これを買って、同じく格安クリスマス・カードを買い、自分でラップするのです。こうやれば、クリスマスが来たからって、慌てずに、混雑に巻き込まれずにゆっくり準備が出来るのですが、それは年を取ったからなのでしょうか?若い人達には、あの混雑の、あの興奮の中に身を置く事こそが、クリスマスを時間できる瞬間なのかもしれませんね。

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