2009年11月11日 のアーカイブ

サウスストリート・シーポート

2009年11月11日 水曜日

マンハッタンをずっと南下すると、ブルックリン橋の南にフルトン港が広がっている。19世紀には海運業界の中心地として栄えたところです。ウォーターフロントの開発が進められ、今ではニューヨークの観光スポットとして人気を集めています。

魚介類専門のレストランを初め、様々なレストラン、ブティックなどが軒を連ねています。かつての建築を再現し、レンガ作りの建物や石畳に歩道など、イギリスの街並みを思わせるシックな11ブロックにも及ぶこの町は、観光客で賑わいを見せています。

フィッシャーマンズ・ワーフを参考にして建造されたピア17などは、かつてサンフランシスコに暮らしていた私にとっては、なにやら懐かしい匂いがします。マンハッタンに掛かる数多くの橋の中でも、最も美しいと思うブルックリン橋を眺めながら、ロマンティックなディナーなど如何でしょう。

昨年までは、有名なフルトンマーケットがあったのですが、今はスタテン島に移転し、又新しいレストランなどが出来ているそうです。フルトンマーケットは、魚介類のレストランには欠かせない、日本で言えば、築地みたいな市場でした。今は、日本から空輸で新鮮な魚を仕入れているお鮨屋さんも、昔は皆、ここで仕入れたものでした。

しかし、昔は刺身など食べる人達も殆どいなかったマンハッタンでは、中々希望の魚を仕入れる事が出来ず、シェフ達は、自分で釣りに出かけたそうです。

ニューヨークは1年中釣りが出来、かなりの種類の魚に巡り会える事ができます。そう言えば以前、日本から釣竿を送ってもらった時、運送会社から届いた旨の連絡があり、その時に「お宅は、レストランですか?」と聞かれ、意味が分からず面食らった事を思い出しました。(笑)

そうそう、もう一つ素敵なお勧めがあります。もし、クリスマス・シーズンにニューヨークをお訪ねになる方、是非ここに足を運んで下さい。マンハッタン中に素敵なクリスマスツリーは沢山ありますが、ここには他にはないツリーがあるのです。

広場中央に設置されたツリー型の足場には、なんとコーラス隊が乗って、人間ツリーが出来上がるのです。期間中、美しいクリスマスキャロルを聞かせてくれるこのツリー、感動ものですよ。

ここからちょっと南へ足を延ばせば、自由の女神行きのフェリーで有名な、バッテリーパークがあります。又、北の方へ足を向ければチャイナタウン。マンハッタンの南は、見所満載です。